①覚統合訓練
様々な感覚(前庭感覚、固有感覚、視覚、聴覚、触覚など)を上手く処理するためのトレーニングです。感覚統合遊具等を使用した運動を通して苦手な感覚に慣れていくほか、力のコントロールや空間に対する身体の使い方などを学ぶことで感覚情報の処理の苦手さから生じる日常生活の困り感を軽減していきます。
②粗大運動訓練
成長の基盤となる体幹の機能を整えることやスキップや縄跳びなど全身を使用した運動の向上を目的としたトレーニングです。指先の操作の苦手さ、集中を維持することの苦手さ、構音機能の未熟さなど様々な問題は体幹機能の未熟さが起因となっていることが多く見られます。サーキットトレーニングや筋力トレーニングなど、使うことを苦手としている筋や部位を効果的に鍛えられるよう訓練していきます。
③巧緻動作訓練
指先の操作性を向上するためのトレーニングです。指先をばらばらに動かす能力や力のコントロール、感覚の感じ方はどうなっているか、支えとなる体幹の機能や肩回りは安定しているかなど、手先の操作性や苦手さの根本的な原因を詳しく評価し、アプローチしていきます。
④ビジョントレーニング
視覚認知機能の向上を目的としたトレーニングです。スムーズに目を動かすことはできているか、図形や文字を正しく捉えることはできているか、運動の中で空間と自分の身体の関係を捉えることはできているかなどを評価し、苦手の原因を解消できるよう訓練していきます。
⑤日常生活訓練
食事動作、更衣動作など日常生活を送る上で必要な動作(ADL動作)の自立を目的としたトレーニングです。ADL動作の苦手さの原因は多岐にわたります(巧緻動作の苦手さ、姿勢を保つことの苦手さ、注意機能など)。実際の動作の様子を観察し、自立の妨げとなっている要素を詳しく評価・分析したうえでアプローチしていきます。
⑥ソーシャルスキルトレーニング
他者とのコミュニケーションを円滑にし、適切な関係性を築くためのトレーニングです。お友達と上手く遊べない、やりとりが続かないといった困り感に対して語彙数はどのくらいあるか、話を正しく聞き取り理解する力はどのくらいあるか、相手の気持ちや表情、様子を意識することはできているか、といった躓きの原因を評価し、アプローチしていきます。
⑦構音訓練
正しい発音を身につけ、言語能力の向上を促していくトレーニングです。発音が不明瞭なお子様に対し、正しい発音に必要な口の形をとることができているか、舌や喉の使い方に偏りがないか、音を正しく聞き取り認識することができているかといった能力を確認したうえで必要な訓練を行います。
⑧学習支援
ご本人の理解度に合わせた学習課題を提供しながら姿勢保持、集中力、視覚認知機能や処理速度といった苦手の根本的な原因を評価し、アプローチしていきます。学習の基礎となる四則計算や文字の読み書きの理解の定着を促し、学習の土台を固めていくほか、学習に対する負担感を軽減できるよう代替手段についてもご提案します。
年間行事
夏祭り、クリスマス会など季節に合わせて行事を開催しています。
成長に必要な要素を取り入れ、楽しみながらも様々な経験を積むことができる内容となっています。